SAPコンサルタントとして長年にわたり複数のPJに携わってきたプロによる一冊。
本書では宅配ピザ屋を例に、会社の業務とそれに紐づく各SAPモジュールの説明が丁寧にされており、この一冊で体系的に業務とSAPの基礎知識を身に付けることが可能です。
これからSAPの業務に携わる人や、改めてSAPの全体観を把握したい人など、初心者~中級者まで自信を持っておすすめします。
今回は、SM30からテーブルのデータを書き換える方法について説明します。
データのメンテナンスや、テスト用に疑似的にデータを作りたい時などに役立つトランザクションコードですので、この機会に習得しておくといいと思います。
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Tr-cd:SM30からテーブルのデータを書き換える

SM30を叩く。
任意のテーブル名を入力し、「更新」を押下。
この際、「データ領域制限」を選択して「更新」を押すと、レコードを条件指定して抽出することが可能。

条件に合致したレコードが抽出される。

<新規エントリ作成>

「新規エントリ」からレコードの新規作成が可能。
<コピー新規エントリ作成>

コピー対象のエントリを選択して「別名コピー」を押下することで、レコードの新規作成が可能。ゼロからレコードを作成するよりも手間がかからない。
<エントリ削除>

対象のエントリを選択して「削除」を押下することで、レコードの削除が可能。
<データ書き換え>
対象のエントリをダブルクリックすると、任意の項目を書き換えることが可能。
ただし、主キー項目は書き換えることができないため、コピー新規で新しくエントリを作成する等の対応が必要。
エントリを新規作成、削除、更新した後には保存するのをお忘れなく。
以上となります。
\\SAPの全体像を理解するなら//
SAPについて体系的にまとめられている一冊。著者はSAPコンサルタントの方々なので、信頼性は間違いなし。SAPの概要やメリット・デメリットはもちろん、各モジュールについても詳細に説明がなされています。
さらに、SAP導入・構築のフローからアドオン開発まで、技術的な部分もしっかりと網羅してくれています。SAPコンサルタントは、基本的にはどこかのモジュールを担当すると思うので、一読しておいて絶対に損はないでしょう。
SAPというERPパッケージの全体像を知りたい方におすすめです。
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