SAPコンサルタントとして長年にわたり複数のPJに携わってきたプロによる一冊。
本書では宅配ピザ屋を例に、会社の業務とそれに紐づく各SAPモジュールの説明が丁寧にされており、この一冊で体系的に業務とSAPの基礎知識を身に付けることが可能です。
これからSAPの業務に携わる人や、改めてSAPの全体観を把握したい人など、初心者~中級者まで自信を持っておすすめします。
今回はn/sdf/smonから各ワークプロセスの使用状況を確認する方法について説明します。
ちょっとした応用技になりますが、ワークプロセスについてより詳細な分析をしたい時に役立つのでぜひ覚えておいてください。
各ワークプロセスの使用状況を出す手順

Tr:cd /n/sdf/smonを叩く。
既に仕掛けていた任意の監視を押下。

表示間隔を指定し実行。
UPDのプロセスが60秒間隔以下でないと出てこない可能性があるため、時間取得の間隔は「60秒」間隔以下が好ましい。

SM50ボタンを押下。

デフォルトのまま実行を押下。

スプレッドシートに出力。

ピボットテーブルの機能を使用。下記の通り作成する。
行⇒時刻 列⇒ワークプロセスタイプ 値⇒ワークプロセスタイプ フィルター⇒アプリケーションサーバインスタンス(2台構成の場合のみ)
以下が作成したピボットテーブルの例。時間帯ごとの各ワークプロセスの使用状況を確認することが可能。(今回はUPDプロセスなし)

また、もしグラフを作成したい場合は、エクセルの関数を上手く使えば出力したスプレッドシートから作成が可能です。
こちら説明は省略しますが、気になった方はご自身で試してみてください。
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言語は英語ですが、SAPのドキュメントは基本的に英語なので慣れの意味でもおすすめです。(電子書籍であれば翻訳ツールを使いながら読めます)
最後までご覧いただきありがとうございました。
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