今回は、クライアントをオープンする方法について説明します。
クライアントをオープンする、とは端的に言うとクライアントに変更を加えることを許可することです。
基本的には、クライアントに変更を加えることができないように設定していますが、プログラム等に変更を加えたい場合は、一時的にクライアントオープンをします。
Tr-cd:SCC4からクライアントをオープンする
scc4を叩く。
対象のクライアントをダブルクリック。

クライアントクローズ時は、基本的に以下のように設定されている。
【クライアント依存オブジェクトの変更と移送】
変更禁止
【クライアント非依存オブジェクト変更】
リポジトリ/クライアント非依存Customizing Objへの変更なし

以下のように設定を変更する。
【クライアント依存オブジェクトの変更と移送】 自動記録のない変更 【クライアント非依存オブジェクト変更】 リポジトリ/クライアント非依存カスタマイジングへの変更許可

クライアントオープンが完了。適宜アプリチーム等に完了連絡をする。
Tr-cd:SE06からクライアントのオープンを確認
念のため、クライアントに変更が加えられるようになっているか確認しましょう。
se06を叩く。
デフォルト画面のまま「システム変更オプション」をクリック。

グルーバル設定が「修正可能」となっていればOK。

クライアントは忘れずにクローズする

用が済んだら、忘れないうちにクライアントはクローズしておきます。なぜなら、不用意に何らかの変更が加えられてしまう可能性があるからです。
オープン状態。

クローズ状態。

以上。
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