▼SAP転職なら! LINE追加で気軽に相談▼
今回は、プログラム実行時にエラーが発生した時の、デバッグ方法について説明します。
デバッグでエラーの原因を特定する、といった作業は必ず実施する機会があると思いますので、この機会に習得しておきましょう。
デバッグ(DEBUG)とは
デバッグとは、ABAPで記述したプログラムを1行ずつ実行しながら動作を確認する作業のことです。
プログラムが想定通り動かない場合やエラーが発生した場合などに、原因を特定するための手段として用います。
デバッグでは、プログラムを1ステップずつ実行しながら、その時の変数の値・構造/内部テーブルに格納されているレコードを確認する、といった流れが基本的なやり方となります。
デバッグ(DEBUG)の方法
プログラムの実行画面で「/h」を入力し、プログラムを実行。
すると、デバッガが起動する。
セッションブレーポイントを設定する。
※今回は、エラーメッセージからエラー原因と特定することとします
プログラムをストップさせるポイントのこと。設定した行の処理に入る直前でプログラムがストップする。
ブレークポイント > ブレークポイント登録
「MESSAGE」と入力して続行。
ブレークポイントが設定される。
続いて、デバッグを進めていきます。
デバッグを進めるにあたって、下記4つのキーを覚えておきましょう。
※基本的に、ブレークポイントを設置した場合はF8で実行することが多いです
そして、デバッグを進めていきながら、変数の値・構造/内部テーブルに格納されているレコードを確認します。
ソースコード上の変数をクリックすると、その時点で変数に格納されている値を確認することができます。ソースコードのロジックと照らし合わせながら、適切な値が入っているか見ていきましょう。
【おまけ】Tr-cdST22からショートダンプを確認する
Tr-cd:ST22からエラーが発生したプログラムを確認することができます。
エラー原因を特定する助けになるので、こちらも合わせて見ておくといいかと思います。
以上。
SAPコンサルタントとして長年にわたり複数のPJに携わってきたプロによる一冊。
本書では宅配ピザ屋を例に、会社の業務とそれに紐づく各SAPモジュールの説明が丁寧にされており、この一冊で体系的に業務とSAPの基礎知識を身に付けることが可能です。
これからSAPの業務に携わる人や、改めてSAPの全体観を把握したい人など、初心者~中級者まで自信を持っておすすめします。
SAP転職なら! LINE追加で気軽に相談▼
コメントを残す