\\SAPをやる前に業務の理解を!//
SAPコンサルタントは、ユーザ(現場担当者)と同じ目線で会話できることが求められます。 本書で、経理業務をひと通りインプットしておくことをお勧めします。
【本書の構成】 第1章 販売 第2章 原価・購買 第3章 固定資産管理 第4章 資金管理 第5章 給与計算 第6章 経費 第7章 有価証券管理 第8章 決算 第9章 連結決算 第10章 財務報告
今回は、se11からドメインとデータエレメントを作成する方法について説明します。
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ドメイン / データエレメントとは

ドメイン

ドメインとは、データ型と項目長といった技術的属性を定義するオブジェクトのことです。
データ型や項目長といった形式に関する属性やドメイン値や値テーブルを指定することにより、定義された項目の値の範囲を記述します。
データエレメント


データエレメントとは、テーブル項目の内容説明といった意味的属性を定義するオブジェクトです。
特定のビジネスに依存する項目の設定について、ドメインの目的を明確にするような役割を果たします。そのため、データエレメントはドメインが存在していることが前提となります。
ドメインとデータエレメントの関係

上記画像が、メインとデータエレメントの関係を表したものになります。
ドメインで技術的属性(データ型や項目長)を定義し、データエレメントではドメインに意味的属性(内容説明)を付与していることがわかります。
つまり、データエレメントは、ドメインを基にして作成されます。
さらに、作成されたデータエレメントはテーブル項目として設定されます。
ドメイン / データエレメントの作成方法

ドメインの作成方法
se11を叩く。
作成したいドメイン名を入力し登録ボタンを押下。

必要項目を入力したら有効化ボタンを押下。

必要項目を入力したらローカルオブジェクトボタンを押下して保存する。

データエレメントの作成方法
se11を叩く。
作成したいデータエレメント名を入力し登録ボタンを押下。

データエレメントを選択して続行。

必要項目を入力したら有効化ボタンを押下。
※今回、ドメインはBUKRSを選択している


必要項目を入力したらローカルオブジェクトボタンを押下して保存する。
以上。
SAPコンサルタントとして長年にわたり複数のPJに携わってきたプロによる一冊。
本書では宅配ピザ屋を例に、会社の業務とそれに紐づく各SAPモジュールの説明が丁寧にされており、この一冊で体系的に業務とSAPの基礎知識を身に付けることが可能です。
これからSAPの業務に携わる人や、改めてSAPの全体観を把握したい人など、初心者~中級者まで自信を持っておすすめします。
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