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支払条件の設定方法について解説します。
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支払条件とは
得意先/仕入先に対する請求の”締日”や”支払日”などの支払に関する条件を設定したもの。
支払条件を得意先/仕入先に割り当てることで、伝票起票時に自動で割り当てた支払条件が提案される仕組み。
支払条件の設定方法
関連トランザクションコード/テーブル
Tr-cd:OBB8 テーブル:T052 / TVZBT
支払条件ID / テキスト
任意の4桁のIDと説明テキストを定義する。
IDの定義は支払方法によって分けることを推奨する。
例)
■振込
AA00 , AA01・・・
■自動引落
BB00 , BB01・・・
■小切手
CC00 , CC01・・・
■手形
DD00 , DD01・・・
期限
支払条件の有効日付を設定する。
月末締めの場合は期限に「31」を設定する。また、月中締めの場合は、下記の例(15日締)のように1つの支払条件に対して複数の期限を設定することが多い。
勘定タイプ
債権/債務どちらで使用する支払条件なのかを設定する。
債権の場合は得意先コードにチェック、債務の場合は仕入先コードにチェックをつける。
支払保留/支払方法初期値
■支払保留 支払保留の初期値を設定する。 支払保留を立てると伝票が一時的に支払の対象外となる。
■支払方法 支払方法の初期値を設定する。
支払基準日初期値
支払基準日の初期値に、下記のいずれかを設定する。
- 初期値なし
- 伝票日付
- 転記日付
- 入力日付
支払基準日計算
支払基準日の計算方法を設定する。
設定箇所は下記の2つ。
- 固定日
- 追加月
以下、例を用いて説明する。
■前提 伝票の転記日付:2023/4/15 支払基準日の初期値:転記日付 固定日:31 追加月:1 ■支払基準日 ① 初期値の転記日付「2023/4/15」がセットされる。 ② ①の値が、支払基準日計算後の値で上書きされる。 追加月「1」により「2023/5/15」となり、固定日「31」により「2023/5/31」となる。 最終的な支払基準日には「2023/5/31」がセットされる。
支払条件
支払条件の項目では支払日を設定する。設定しない場合は「支払基準日=支払日」となる。
分割支払
分割して支払をする場合にチェックをつける。
関連トランザクションコード
OBB9:分割支払条件コードへの個別支払条件割当
パーセント / 日数
割引率と割引が有効となる日付を設定する。
以下、例を用いて説明する。
■条件1 15日以内に支払った場合、5%の割引 ■条件2 20日以内に支払った場合、3%の割引 ■条件3 30日以内に支払った場合、2%の割引
なお、割引の支払条件を設定する場合は別途カスタマイズが必要。
OBXI:売上値引勘定の定義
OBXU:仕入値引勘定の定義
固定日 / 追加月数
支払日の算出方法を設定する。
以下、例を用いて説明する。
■前提 支払基準日:2023/5/15 固定日:31 追加月:1 ■支払日 支払基準日に固定日、追加月を加算して算出する。 支払日は「2023/6/30」となる。 ※31日までない場合は月末日がセットされる
以上。
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