SAPコンサルタントとして長年にわたり複数のPJに携わってきたプロによる一冊。
本書では宅配ピザ屋を例に、会社の業務とそれに紐づく各SAPモジュールの説明が丁寧にされており、この一冊で体系的に業務とSAPの基礎知識を身に付けることが可能です。
これからSAPの業務に携わる人や、改めてSAPの全体観を把握したい人など、初心者~中級者まで自信を持っておすすめします。
今回は、Tr-cd:SE03からアドオンPGMのパッケージを変更する方法を説明します。
【参考までに】
これはわたしが経験したケースですが、空パッケージ「$TMP」に紐付いたアドオンプログラムを改修した際、空パッケージに紐付くプログラムは移送が取られないため、開発機⇒検証機に移送ができないといった課題が発生しました。
この課題は、SE03からアドオンプログラムに紐付くパッケージを変更し、移送が取得されたことで解消しました。
Tr-cd:SE03からパッケージを変更する

Tr-cd:SE03を叩く。

オブジェクトディレクトリ > オブジェクトディレクトリエントリ変更を押下。
任意のプログラムを入力して実行。

変更したいオブジェクトに紐付くパッケージを選択して(背景が黄色になったものが選択対象)オブジェクトディレクトリを押下。

パッケージが「$TMP」となっているので、変更したいパッケージに変更したら保存を押下。

すると、移送依頼が取得される。
以上となります。
\\SAPの全体像を理解するなら//
SAPについて体系的にまとめられている一冊。著者はSAPコンサルタントの方々なので、信頼性は間違いなし。SAPの概要やメリット・デメリットはもちろん、各モジュールについても詳細に説明がなされています。
さらに、SAP導入・構築のフローからアドオン開発まで、技術的な部分もしっかりと網羅してくれています。SAPコンサルタントは、基本的にはどこかのモジュールを担当すると思うので、一読しておいて絶対に損はないでしょう。
SAPというERPパッケージの全体像を知りたい方におすすめです。
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