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今回は、SM19からセキュリティ監査ログの設定をする方法について説明します。
セキュリティ監査ログとは
セキュリティ監査ログとは、監査に指定したアクティビティの記録したものです。
例えば、監査できるアクティビティには以下のようなものがあります。
- 成功および失敗したダイアログログオン試行
- 成功および失敗した RFC ログオン試行
- 汎用モジュールへの RFC コール
- ユーザマスタレコードの変更
- 成功および失敗したトランザクション開始
- 監査設定の変更
また、セキュリティ監査ログに関するプロファイルパラメータには以下があります。
プロファイルパラメータ | 定義 | 標準値またはデフォルト値 |
rsau/enable | アプリケーションサーバでの監査ログの有効化 | 0 (監査ログは有効化されない) |
rsau/local/file | アプリケーションサーバにおける監査ログの場所の指定 | /usr/sap/<SID>/<instno>/log/ audit_<SAP_instance_number> |
rsau/max_diskspace_local | 監査ログの最大長の指定 | 1,000,000 バイト |
rsau/selection_slots | 監査の選択スロット数の指定 | 2 |
Tr-cd:SM19から監査する項目を設定する
SM19を叩く。
照会プロファイル、Client、ユーザIDを指定して「詳細照会」をクリック。
すると以下の画面が表示される。
監査したい項目には「記録」の列にチェックをつける。
※基本的には「イベントクラス」列がクリティカル、重大にチェックをつけると良い
設定したら続行ボタンをクリック。
保存をクリック。
上記作業でセキュリティ監査をする項目が設定された。
【注意】プロファイルパラメータ:rsau/enableは1に設定する
プロファイルパラメータ:rsau/enableはデフォルトでは0となっており、これでは監査ログが有効化されていない状態です。
監査ログを有効化するためにはrsau/enableの値を1に変更する必要があるので注意が必要です。
以上。
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