\\SAPをやる前に業務の理解を!//
SAPコンサルタントは、ユーザ(現場担当者)と同じ目線で会話できることが求められます。 本書で、経理業務をひと通りインプットしておくことをお勧めします。
【本書の構成】 第1章 販売 第2章 原価・購買 第3章 固定資産管理 第4章 資金管理 第5章 給与計算 第6章 経費 第7章 有価証券管理 第8章 決算 第9章 連結決算 第10章 財務報告
今回は、ワークプロセスが枯渇していないか確認する方法について説明します。
ワークプロセスはパフォーマンスが悪い時にチェックする項目の1つで、ワークプロセスが枯渇している場合は増やす必要があります。
特に、basis担当者であれば必ず覚えておきたいところですね。
準備①:/n/sdf/smonから有効ワークプロセス数を取得する

有効ワークプロセス数とは、現在使われているワークプロセス数のことです。
/n/sdf/smonを叩く。
仕掛けた監視をクリックしてデータを表示。赤枠の部分が有効WP数。

Excelファイルとして保存しておく。

準備②:SM50からワークプロセス数の合計を確認する

ワークプロセスの合計数とは、同時に使用することができるワークプロセスの合計数のことです。
sm50を叩く。
赤枠の部分に現在のワークプロセスの合計数が表示される。また、ワークプロセスの内訳も同様に確認することが可能。

有効ワークプロセス数の推移をグラフ化する

取得したデータを基にグラフを作成します。
有効WP数とWP合計数を比較したグラフが以下です↓

オレンジ線のWP合計数に青線の有効WP数が達していなければ問題ありません。
一方、青線がオレンジの線の近くで継続的に推移している場合は、ワークプロセス数を増やすことを検討する必要があります。
上記のグラフは、誰かにワークプロセスの使用状況を説明する際に、視覚的に理解してもらいやすいという点でおすすめです。
以上。
SAPコンサルタントとして長年にわたり複数のPJに携わってきたプロによる一冊。
本書では宅配ピザ屋を例に、会社の業務とそれに紐づく各SAPモジュールの説明が丁寧にされており、この一冊で体系的に業務とSAPの基礎知識を身に付けることが可能です。
これからSAPの業務に携わる人や、改めてSAPの全体観を把握したい人など、初心者~中級者まで自信を持っておすすめします。
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