今回は、SAP Support Portalからリモート回線をオープンする方法について説明します。SAP社のサポートを受ける際には、必ずと言っていいほど実施する作業ですので、この機会に覚えておきましょう。
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SAPのリモートサポートとは

SAPリモートサポートとは、ざっくりいうと問題の診断・特定を行うためにSAP社のコンサルタントが自社のシステムにログインして作業を行ってくれるサービスのことです。
しかし、SAP社のコンサルタントは基本的に自社のシステムにログインすることができません。
そこで、やらなければならないことがリモート回線のオープンです。これを行うことで、SAP社のコンサルタントが自社のシステムにログインできるようになり、リモートでサポートを実施することが可能となります。
では、続いてリモート回線をオープンする方法について説明していきます。
【参考】
https://support.sap.com/ja/tools/connectivity-tools/remote-support.html
SAP Support Portalからリモート用回線をオープンする方法

SAP Support Portalにアクセスし、ログオン。

https://support.sap.com/ja/index.html
Access My Launchpad > System Dataをクリック。

対象のシステムを検索し選択。Maintain Service Connectionをクリック。

以下の画面が表示されるので、赤枠の部分をクリック。
*今回はSAP GUIベースでSAPにリモートアクセスするR/3 Supportが対象

有効期日を設定しOpen Connectionをクリック。

R/3 Supportのリモート回線がオープンする。
また、SAP側にログインするための情報を伝えてあげると親切です。以下で説明していきます。
赤枠のMaintain Access Dataをクリック。

Credentials 項目のAddをクリック。

各項目を入力したらCreate。

【まとめ】SAP Support Portalからリモート用回線をオープンする方法

SAPのサポートを受ける際には、リモート回線をオープンする作業がしばしば求められます。
今後SAP社と関わって仕事をする方は覚えておいて損はないかと思います。
以上。
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