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今回は、JP1から “特定のジョブのみを実行する方法” について説明します。
JP1では、複数のジョブがジョブネットという単位でまとめられることが多いため、1つのジョブを実行しようとすると、同じジョブネット内の他のジョブも実行されてしまいます。
ただ、むやみに他のジョブを動かしたくない場合もあります。例えば、ある1つのジョブでエラーが出たのでテストをしたい、など。
そういったケースに対応できるよう、JP1では特定のジョブのみを実行する方法がありますので、さっそく見ていきたいと思います。
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【前提知識】JP1 のユニットについて説明
大きく、JP1のユニットには3つあります。
ジョブグループ
複数のジョブネットをまとめたもの。ジョブグループに近いユニットとして、ぷラニンググループというものもある。
【引用元】
http://itdoc.hitachi.co.jp/manuals/3020/30203K2143/AJSF0028.HTM
ジョブネット
ジョブに実行する順番を付け(ジョブのネットワーク化と言う)、一つのユニットとしてまとめたもの。
【引用元】
http://itdoc.hitachi.co.jp/manuals/3020/30203K2143/AJSF0028.HTM
ジョブ
業務を構成するジョブネットワーク要素の最小単位のこと。基本的にJP1においては、複数の処理に実行の順番を付けて1つの業務を定義する(ジョブネット)が,その1つ1つの処理がジョブ該当する。
JP1から特定のジョブを実行する方法
ステップ①:ジョブネットの実行登録
- JP1にログイン
- 機能メニュー > 実行 > 実行登録タブをクリック
- 実行したいジョブネットを選択し右クリック > 実行登録をクリック
- 登録方法:即時実行(任意)、保留:「する」にチェックを付けてOKをクリック
- ジョブネットのステータスが保留中になったことを確認
ステップ②:特定のジョブのみが実行されるように設定
- 機能メニュー > 監視 > ステータス監視をクリック
- 対象のジョブネットを選択し右クリック > ジョブネットモニタ > 状態をクリック
- 実行不要なジョブを選択し右クリック > 計画一時変更 > 実行中止をクリック
- 実行したいジョブ以外のジョブが実行中止になったことを確認(ジョブの色がグレーになる)
ステップ③:特定のジョブを実行
- 対象のジョブネットを右クリック > 保留属性変更 > 保留解除をクリック
- ジョブが実行される
以上。
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