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会計伝票の換算レートの導出の仕組みについて解説します。
通貨・換算レートについては以下の記事を参照ください。
【SAP】通貨・換算レートの概要|設定方法を解説【FI-共通】会計伝票の換算レート導出の仕組み
■前提 国内通貨:JPY 伝票通貨:USD 換算レート:以下画面キャプチャの値が登録されている状態 ※直接呼値にて登録
会計伝票から換算レートが導出されるイメージは以下の通りです。
① 会計伝票の転記日付から換算日付が自動で導出される。 ※換算日付は手動で値を変更することも可能 ② 国内通貨および伝票通貨、換算日付から換算レートマスタの値を取得し、換算レートが自動で導出される。 ※換算レートは手動で値を変更することも可能 ※基本的に日次取引ではSAP標準の換算レートタイプ「M」を使用する ③ 伝票通貨と換算レートから国内通貨額が自動で算出される。 ※国内通貨額は手動で値を変更することも可能。
なお、換算レートマスタに会計伝票の換算日付と同じ有効開始日が存在しなかった場合は、換算日付以前の最新有効開始日のレートが採用される。
以下の例では、換算レートマスタに有効開始日「2024/4/6」のレートが存在しないため、有効開始日「2024/4/4」のレートが会計伝票にセットされる。
以上。
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