【SAP】権限の考え方や成果物の例を解説【Tips】

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SAPにおける権限の考え方や成果物の例を備忘として残しておきます。

SAPにおける権限制御

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トランザクション実行時

トランザクション(機能)実行時に、権限チェックが実施されます。

上記の例だと、経理担当者のみ会計伝票起票の実行権限を付与しているため、経理承認者はトランザクション実行時に権限エラーとなります。

データベースへのアクセス時

データベースへのアクセス時に、権限チェックが実施されます。

1つのクライアントに複数会社を保持している場合は、基本的にユーザが所属する会社のデータしかアクセスできないように権限制御する必要があります。

上記の例では、会社Aの経理担当者は会社Aのデータのみアクセスでき、会社Bのデータにアクセスしようとすると権限エラーとなります。

権限チェックの順序は、①トランザクション実行時⇒②データベースへのアクセス時

権限の成果物(例)

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権限を整理する際は、「機能×組織×アクティビティ」の軸で考えることが多いです。

以下に、権限成果物の例を示します。
(一般的に、メニュー権限定義書と呼ばれることが多いです)

■大分類
業務領域。固定資産、債権、債務など
■中分類
業務プロセス。固定資産でいうと取得、除却、異動など
■小分類
アクティビティ。登録、変更、照会など
■機能/Tr-cd
SAPにおける機能とTr-cd。
■組織
組織(部門/部署/課)×ユーザパターン(担当者/承認者など)

以上。

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