特別目的元帳(FI-SL)における、配賦・付替の仕組みについて説明します。
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特別目的元帳(FI-SL)における配賦・付替
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どちらも、特定の部門で計上した金額をその他の部門へ割り振る機能ですが、割り振る先の勘定科目によって下記の通り分類されます。
■配賦 配賦元と配賦先の勘定科目が異なる。 ■付替 配賦元と配賦先の勘定科目が同じ。
配賦(Assessment)
![](https://bags-lab.com/wp-content/uploads/2022/10/image-8.png)
上記の例を用いて説明すると、配賦は以下の流れで実施されます。
① 共通部門において、配賦元の勘定で費用計上。 ② 共通部門で計上した配賦元勘定の費用を、配賦規則に応じてA部門、B部門へ配賦先の勘定で費用計上。また、共通部門では配賦先の勘定で費用を落とすことにより、共通部門で計上された費用を相殺する。
付替(Distribution)
![](https://bags-lab.com/wp-content/uploads/2022/10/image-9.png)
上記の例を用いて説明すると、付替は以下の流れで実施されます。
① 共通部門において、配賦元先の勘定で費用計上。 ② 共通部門で計上した配賦元先勘定の費用を、配賦規則に応じてA部門、B部門へ配分する。結果、共通部門の勘定残はゼロとなる。
SL配賦・付替関連トランザクションコード
![](https://bags-lab.com/wp-content/uploads/2022/10/image-7-758x1024.png)
【参考】SLのTr-cd
https://wiki.scn.sap.com/wiki/display/ERPFI/Transaction+code+list
SL配賦・付替関連テーブル
![](https://bags-lab.com/wp-content/uploads/2022/10/image-10-1024x394.png)
以上。
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