作成済のクエリのバリアントを修正し移送する場合、Tr-cd:SE38からでは移送を取得することができません。
クエリのバリアントを修正、移送する方法について備忘として残しておきます。
おそらく本記事の方法は特殊だと思いますので、あくまで参考までに
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Tr-cd:SE09からから移送を取得
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Tr-cd:SE09を叩き、登録を押下。空移送を作成する。
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カスタマイジングかワークベンチのいずれかを選択し、続行。
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移送のテキストを入力し、保存。

空移送が取得できたことを確認。
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E071テーブルからクエリバリアントのオブジェクトを探す
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Tr-cd:SE16Nを押下。テーブル名にE071を入力。
オブジェクト名の項目に「*プログラム名*バリアント名*」を入力し実行。すると、該当のクエリのバリアントが抽出されるので、オブジェクト名を控えておく。
プログラムID、Objectタイプも控えておくこと

Tr-cd:SE01からオブジェクトを移送に紐付け
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Tr-cd:SE01を叩き、作成した空移送を照会。

子移送を押下し、Objectタブに移動。
下記の通り移送にオブジェクトを紐づけて保存。
■プログラムID E071テーブルで控えたプログラムID ■Objectタイプ E071テーブルで控えたObjectタイプ ■オブジェクト名 E071テーブルで控えたオブジェクト名

以上でクエリのバリアントの移送への紐付けが完了です。
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