SAPコンサルタントとして長年にわたり複数のPJに携わってきたプロによる一冊。
本書では宅配ピザ屋を例に、会社の業務とそれに紐づく各SAPモジュールの説明が丁寧にされており、この一冊で体系的に業務とSAPの基礎知識を身に付けることが可能です。
これからSAPの業務に携わる人や、改めてSAPの全体観を把握したい人など、初心者~中級者まで自信を持っておすすめします。
作成済のクエリのバリアントを修正し移送する場合、Tr-cd:SE38からでは移送を取得することができません。
クエリのバリアントを修正、移送する方法について備忘として残しておきます。
おそらく本記事の方法は特殊だと思いますので、あくまで参考までに

Tr-cd:SE09からから移送を取得

Tr-cd:SE09を叩き、登録を押下。空移送を作成する。

カスタマイジングかワークベンチのいずれかを選択し、続行。

移送のテキストを入力し、保存。

空移送が取得できたことを確認。

E071テーブルからクエリバリアントのオブジェクトを探す

Tr-cd:SE16Nを押下。テーブル名にE071を入力。
オブジェクト名の項目に「*プログラム名*バリアント名*」を入力し実行。すると、該当のクエリのバリアントが抽出されるので、オブジェクト名を控えておく。
プログラムID、Objectタイプも控えておくこと

Tr-cd:SE01からオブジェクトを移送に紐付け

Tr-cd:SE01を叩き、作成した空移送を照会。

子移送を押下し、Objectタブに移動。
下記の通り移送にオブジェクトを紐づけて保存。
■プログラムID E071テーブルで控えたプログラムID ■Objectタイプ E071テーブルで控えたObjectタイプ ■オブジェクト名 E071テーブルで控えたオブジェクト名

以上でクエリのバリアントの移送への紐付けが完了です。(後は、申請フローに従って移送を実施してください)
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SAPについて体系的にまとめられている一冊。著者はSAPコンサルタントの方々なので、信頼性は間違いなし。SAPの概要やメリット・デメリットはもちろん、各モジュールについても詳細に説明がなされています。
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