【SAP】Tr-cd:FBB1から自動仕訳のみフラグONの勘定科目を手動(マニュアル)転記する方法【FI-共通】

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Tr-cd:FBB1から自動仕訳のみフラグONの勘定科目を手動(マニュアル)転記する方法について説明します。

自動仕訳のみフラグONの勘定科目とは

チェック済み, 緑, 右, サークル, 正しい, ダニ, チェックリスト

勘定科目の設定で、自動仕訳のみフラグをONにすることで、自動仕訳での計上のみを許可することが可能です。

フラグONの勘定科目は、Tr-cd:FB01やFB50などの会計伝票転記機能から手動計上することができません。

例を挙げると、MM・SDモジュール経由で自動計上される在庫や売上原価、売上勘定などがこれに該当します。

自動仕訳のみフラグ設定はTr-cd:FS00 > 登録/銀行/金利タブ、または以下テーブルより確認可能。
テーブル:SKB1
項目:XINTB

Tr-cd:FBB1(外貨評価転記)

監査, 報告, 検証, 監査人, 会計監査, 概念, 仕事, レビュー, 会計

Tr-cd:FBB1(外貨評価転記)は、基本的には為替差損益を計上するために用意された機能です。

伝票通貨額はゼロ、国内通貨額のみを計上する為替差損益調整伝票の転記が可能です。

▼イメージ▼

【国内通貨】
会社コードに対して設定する通貨。基本的に会社の所在地である国の通貨を設定する。

【伝票通貨】
実際の取引で使用する通貨。会計伝票計上の際に任意の通貨を指定することが可能。

一方で、FBB1は自動仕訳のみフラグがONの勘定科目を転記することが可能であるため、急ぎの対応でリカバリ調整仕訳を転記したい場合などに使用することも多いです。

画面レイアウトや操作性は、Tr-cd:FB01のような会計伝票転記機能とほとんど同じなので、FI担当者であれば馴染みがあると思います。

リカバリ調整仕訳を投入する際の選択肢として持っておくと何かと便利なので、ぜひこの機会に覚えておいてください。

以上。

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