【SAP】自動支払処理時に債権債務を相殺する方法を解説【FI-共通】

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自動支払処理時に、債権債務を相殺する方法について説明します。

自動支払処理については関連記事を参照ください。

【SAP】Tr-cd:F110(自動支払処理)の流れ/実行パラメータについて解説【FI-AP】

債権債務相殺とは

Overthink, 質問, 疑わしい, 決断, 考える人, わからない, 問題

債権債務の相殺とは、同一の取引先に対して債権債務の残高がどちらもある場合に、債権債務の残高を決済(全額または一部の金額)し、ネットされた金額で支払/請求を行うことを指す。

以下に仕訳のイメージを記載する。

債権と債務3,000円を相殺し、ネットされて残った債務7,000円の支払を行っている。

債権債務を相殺するためのカスタマイズ

設定, ツール, オプション, 機器, 技術, 道具, 修理, メカニズム
■Tr-cd
BP(得意先/仕入先どちらもメンテ可能)
FD02(得意先マスタ)
FK02(仕入先マスタ)

自動支払処理において、債権債務を相殺するために必要なカスタマイズは下記の4つ。

マスタ設定内容テーブル項目
得意先相殺する仕入先コードを設定。KNA1LIFNR
得意先仕入先による消込フラグにチェック。KNB1XVERR
仕入先相殺する得意先コードを設定する。LFA1KUNNR
仕入先得意先による消込フラグにチェック。LFB1XVERR

以上。

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