▼SAP転職なら! LINE追加で気軽に相談▼
今回は、自動支払処理の流れと実行パラメータについて説明します。
【SAP】支払プログラム関連のテーブル一覧【FI-AP】 【SAP】Tr-cd:FBZPから支払プログラムの条件を設定する方法【FI-AP】Tr-cd:F110「自動支払処理」実行
1.実行パラメータ指定
Parameterタブの指定方は下記の通り。
■実行日付 自動支払処理を実行する日付 ■ID 任意の自動支払識別のためのID5桁 ■転記日付 支払伝票を転記する日付 ■得意先明細期日 支払処理対象とする得意先明細の最終支払基準日 ※得意先明細を消込対象とする場合のみ指定 ■伝票最終入力日 支払処理対象とする伝票の最終登録日付 ■会社コード 任意の会社コード ■支払方法 カスタマイズで設定した支払方法(Tr-cd:FBZPから設定) ■次支払日 支払処理対象とする伝票の最終支払基準日 ■勘定 支払処理対象とする仕入先/得意先コード
自由選択タブから、さらに詳細に条件を絞ることが可能。
追加ログタブの指定方は下記の通り。
※支払処理実行後に取得したいログにチェックをつける
■支払期日チェック 支払期日チェックのログを記録する ■エラー時選択方法選択 支払口座と支払方法の組み合わせのチェックログを記録する ■支払伝票明細 支払伝票を記録する
2.支払提案処理
支払提案処理を実行すると、支払対象の債務明細の一覧が照会可能。また、提案編集から債務明細に支払保留のフラグを立てたり、支払方法を変更したりすることが可能。
パラメータ入力後、Statusタブから提案を押下。
提案実行後の画面。提案照会を押下すると、支払処理対象の債務明細の一覧が照会可能。
支払提案後、ステータスが”-例外-”の明細は、支払処理対象とすることができないので注意(何らかのエラーが存在)。
また、提案編集から債務明細に支払保留のフラグを立てたり、支払方法を変更したりすることが可能。
Tr-cd:FBL1N(仕入先明細)から未消込明細の照会が可能。支払保留の外し忘れや、支払処理対象の明細に漏れがないか等を確認しましょう。
3.支払転記処理
支払転記処理を実行すると、支払伝票が作成される。仕訳は下記の通り。
編集 > 支払一覧
プログラム:RFZALI120を指定し実行すると、支払一覧が表示される。
Tr-cd:S_P99_41000099(支払一覧)からも照会可能。
4.印刷処理
印刷処理を実行すると、出金伝票が作成され、FBデータが発行される。仕訳は下記の通り。(貸方は例)
プリント/データ媒体タブから、実行バリアントを指定。
Statusタブより印刷を押下することで、印刷処理が実行される。
日本国内の支払媒体であれば、PGM「RFFOJP_T」を使用する
関連トランザクションコード
Tr-cd | 名称 | 内容 |
FV60 | 未転記請求書入力 | 債務伝票の登録を実施する。 |
FBRA | 消込済明細再登録 | 支払伝票の再登録/反対仕訳を実施する。 ※債務伝票は消込済⇒未消込となる |
FI01 | 銀行登録:第一画面 | 銀行マスタの登録を実施する。 |
FI12 | ビュー”取引銀行”変更 概要 | 取引銀行のカスタマイズを実施する。 |
FBZP | カスタマイジング:支払プログラム更新 | 支払関連のカスタマイズを実施する。 -全会社コード -支払会社コード -国別支払方法 -会社コード別支払方法 -銀行選択 |
以上。
SAPコンサルタントとして長年にわたり複数のPJに携わってきたプロによる一冊。
本書では宅配ピザ屋を例に、会社の業務とそれに紐づく各SAPモジュールの説明が丁寧にされており、この一冊で体系的に業務とSAPの基礎知識を身に付けることが可能です。
これからSAPの業務に携わる人や、改めてSAPの全体観を把握したい人など、初心者~中級者まで自信を持っておすすめします。
SAP転職なら! LINE追加で気軽に相談▼
コメントを残す