【SAP】Tr-cd:FBZPから支払プログラムの条件を設定する方法【FI-AP】

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Tr-cd:FBZPから支払プログラムの条件を設定する方法について説明します。

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Tr-cd:FBZPの設定項目は6つ

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Tr-cd:FBZPから設定する項目は下記の6つ。

1.全会社コード

センダ会社コードは債務取引をした会社、支払会社コードは債務を支払う会社を設定する。

例えば、A社が取引をし、B社が支払う場合は下記の通り設定する。

センダ会社コード:A社
支払会社コード:B社

2.支払会社コード

支払会社コードごとに、入金最低額や支払最低額を設定する。

基本的には、1円を設定することが多い。

3.国別支払方法

国ごとに使用する支払方法を定義する。

国ごとにデフォルトで支払方法が用意されているが、足りない場合は新規エントリを追加する。

4.会社コード別支払方法

支払会社コードごとに支払方法を設定する。

支払方法ごとの最低支払額、最高支払額を設定する。ここで設定した範囲に該当する金額の伝票が支払PGMの処理対象となる。

5.銀行選択

支払方法ごとに使用する取引銀行を設定する。

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支払PGMを実行すると下記の仕訳が発生する。
※銀行振込以外の場合は、銀行仮勘定として預金勘定を設定することが多い

債務 / 銀行仮勘定(預金)

支払方法ごとに使用する取引銀行の優先順位を設定する。

取引銀行ごとに支払可能額を設定する。

6.取引銀行

取引銀行を設定する。
※銀行コードは銀行コード+支店コードの7桁

また、取引銀行に対して銀行コードや口座番号、G/L勘定などを設定する。

Tr-cd:FI12からも設定可能

【補足】銀行手数料の設定について

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銀行手数料の金額設定

Tr-cd:FBZP > 編集タブ > 会社コード > 銀行手数料 > 銀行手数料

設定項目は下記の通り。

銀行手数料の勘定設定

Tr-cd:FBZP > 編集タブ > 会社コード > 銀行手数料 > 勘定設定

設定項目は下記の通り。

【参考】銀行手数料の当方負担/先方負担

銀行手数料を当方負担 / 先方負担とするかは、仕入先ごとに設定する。

仕入先に割り当てられている銀行手数料負担コードは、Tr-cd:BP > 仕入先 > 仕入先:一般データタブ > 支払処理 > 銀行手数料負担コードより参照が可能。

なお、銀行手数料負担コードはTr-cd:OB47より設定する

以上。

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