\\SAPをやる前に業務の理解を!//
SAPコンサルタントは、ユーザ(現場担当者)と同じ目線で会話できることが求められます。 本書で、経理業務をひと通りインプットしておくことをお勧めします。
【本書の構成】 第1章 販売 第2章 原価・購買 第3章 固定資産管理 第4章 資金管理 第5章 給与計算 第6章 経費 第7章 有価証券管理 第8章 決算 第9章 連結決算 第10章 財務報告
今回は、Tr-cd:FILEから論理ファイルパスを定義する方法について説明します。
論理ファイルパスとは、物理パスに対してわかりやすく名前を付けたもののことです。論理パスを定義すると、ファイルの識別がしやすくなったり、プログラム内で使用できたりと様々なメリットがあります。
論理ファイルパスを定義
まずは論理ファイルパスを定義します。
FILEを叩き、新規エントリを押下。

下記を入力して保存。
論理ファイルパス:TEST01 名前:テスト用パス

移送依頼を取得。

論理ファイルパスが定義された。

論理ファイルパスへ物理パスを割り当て
続いて、論理ファイルパスへ物理パスを割り当てます。
定義した論理ファイルパスを選択した状態で「論理パスへの物理パス割当」を押下。

新規エントリを押下。

今回は、下記を入力して保存。
構文グループ:WINDOWS NT 物理パス:tmp/<CLIENT>/<FILENAME>

【注意点】
物理パスには必ず<FINENAME>を含める必要がある。
【Tips】
物理パスには下記のような予約語を使用することが可能。

論理ファイル名を定義
最後に、論理ファイル名を定義します。
「論理ファイル名定義、クライアント非依存」を選択し、新規エントリを押下。

今回は、下記を入力して保存。
論理ファイル:TEST01 名称:テスト用論理ファイル 物理ファイル:SAMPLE.TXT(予約語も使用可能) データ書式:ASC(ASCII) Appl. エリア:FI(使用モジュールを選択) 論理パス:TEST01(冒頭で定義した論理ファイルパス)

以上。
SAPコンサルタントとして長年にわたり複数のPJに携わってきたプロによる一冊。
本書では宅配ピザ屋を例に、会社の業務とそれに紐づく各SAPモジュールの説明が丁寧にされており、この一冊で体系的に業務とSAPの基礎知識を身に付けることが可能です。
これからSAPの業務に携わる人や、改めてSAPの全体観を把握したい人など、初心者~中級者まで自信を持っておすすめします。
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