\\SAPをやる前に業務の理解を!//
SAPコンサルタントは、ユーザ(現場担当者)と同じ目線で会話できることが求められます。 本書で、経理業務をひと通りインプットしておくことをお勧めします。
【本書の構成】 第1章 販売 第2章 原価・購買 第3章 固定資産管理 第4章 資金管理 第5章 給与計算 第6章 経費 第7章 有価証券管理 第8章 決算 第9章 連結決算 第10章 財務報告
今回は、hdbuserstoreの設定を実施する方法について説明します。
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Secure User Store (hdbuserstore)とは

hdbuserstoreとは、SAP HANAが動いているサーバ上にインストールされているツールのことです。
hdbuserstoreを使用すると、サーバ上にSAP HANAへの接続情報を保存し、アプリケーションがユーザ情報の入力なしでSAP HANAに接続できるようになります。基本的には、SAP HANAへの接続が必要なスクリプトで使用されることが多いです。例えば、HANAのバックアップを取得するスクリプトなどが挙げられます。
また、hdbuserstoreはSAP HANA クライアントパッケージと一緒にインストールされ、以下のディレクトリに配置されます。
<Linux/UNIX> /usr/sap/hdbclient <Windows> %SystemDrive%\Program Files\sap\hdbclient
Secure User Store (hdbuserstore)を設定する方法

1.Windowsの場合
HANAの認証情報を設定する
cmdにて以下のパスへ移動。
%SystemDrive%\Program Files\sap\hdbclient
下記に従ってコマンドを入力し実行。
*本コマンドはテナントDB向けに認証情報を登録している
hdbuserstore -u <OSユーザ> set <KEY> <HANAホスト名(IPアドレス)>:<ポート番号>@<SID> <HANAユーザ名> <HANAユーザのPW>
HANAの認証情報を削除する
cmdにて以下のパスへ移動。
%SystemDrive%\Program Files\sap\hdbclient
下記に従ってコマンドを入力し実行。
hdbuserstore -u <OSユーザ> delete <Key>
HANAの認証情報を確認する
cmdにて以下のパスへ移動。
%SystemDrive%\Program Files\sap\hdbclient
下記に従ってコマンドを入力し実行。
hdbuserstore -u <OSユーザ> list
2.Linux / Unixの場合
HANAの認証情報を設定する
tera termにログインし、対象のOSユーザに下記コマンドでスイッチ。
su - <OSユーザ>
下記に従ってコマンドを入力し実行。
hdbuserstore set <KEY> <HANAホスト名(IPアドレス)>:<ポート番号> <HANAユーザ名> <HANAユーザのPW>
HANAの認証情報を削除する
tera termにログインし、対象のOSユーザに下記コマンドでスイッチ。
su - <OSユーザ>
下記に従ってコマンドを入力し実行。
hdbuserstore delete <Key>
参考記事

hdbuserstoreについて
https://help.sap.com/viewer/b3ee5778bc2e4a089d3299b82ec762a7/2.0.01/en-US/dd95ac9dbb571014a7d7f0234d762fdb.html

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