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今回は、R/3(SAP)ジョブのあて先を確認する方法について説明します。
あて先を誤って設定してしまうと、事故につながる可能性があるので、特に移送したてのジョブについては必ず確認しておきたいところです。
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【関連知識】そもそもJP1の実行エージェントとは
実行エージェントとは,かんたんに言うとJP1/AJS3のジョブの向き先を指定した論理的な名称のことです。
実行エージェントにはジョブ実行先のホスト名を対応させます。そして、ジョブに実行エージェント定義することで、JP1から指定のサーバに向けてジョブを実行することが可能となります。
以下に例を示します。
例えば、実行エージェントにAGT1を指定したジョブであれば、ホスト名:host1のサーバでジョブが実行されます。
【引用元】
http://itdoc.hitachi.co.jp/manuals/3020/30203S0233/AJSF0086.HTM
このように、ホスト名を対応させた実行エージェントをジョブに定義することで、指定のサーバに向けてジョブを実行できるようになります。
R/3(SAP)ジョブのあて先を確認する方法
JP1にログイン。
機能メニュー > ジョブネット定義を選択。
任意のジョブネット、ジョブを右クリック > プロパティをクリック。
ジョブの詳細定義が表示されるので、詳細情報の設定 > 詳細…をクリック。
すると以下のような画面が表示される。(R/3システムタブ)
特定のアプリケーションサーバに接続する > ホスト名、もしくはsapnwsfc.ini > あて先よりジョブのあて先が確認可能。
【引用元】
http://itdoc.hitachi.co.jp/manuals/3021/30213D3300/EAP0067.HTMhttp://itdoc.hitachi.co.jp/manuals/3021/30213D3300/EAP0067.HTMhttp://itdoc.hitachi.co.jp/manuals/3021/30213D3300/EAP0067.HTM
①:特定のアプリケーションサーバーに接続する場合
接続するアプリケーションサーバを直接指定する方法。
接続したいサーバ、もしくはSAP routerのホスト名を指定します。また、システム番号にはSAPシステムの一意の識別子を指定します。(3文字)
【SAP router】
SAP システム間のネットワーク接続または SAP システムと外部ネットワーク間のネットワーク接続において、中間ステーション (プロキシ) として機能するもの。
②:sapnwrfc.iniを使用して接続する場合
sapnwrfc.iniファイルを使用してサーバに接続する方法。
sapnwrfc.iniファイルの定義に基づいて特定のサーバ、または負荷分散によって振り分けられた任意のサーバに接続されます。
sapnwrfc.iniファイルでは複数のパラメータを定義しますが、あて先は「DEST」というパラーメータで定義します。
ログオン情報の定義
ログオン情報の定義についてもかんたんに説明します。
ログオン情報では、あて先で指定したサーバに接続するための情報を定義します。
<クライアント>
あて先のSAPシステムのクライアント番号
<ユーザー名>
あて先のSAPシステムにログインするためのユーザ
<パスワード>
指定したユーザのログインパスワード
<言語>
あて先のSAPシステムにログインするための言語
※GUIのログイン画面の項目に対応
以上。
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