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財務諸表 / 財務諸表バージョンについて解説します。
財務諸表:S_ALR_87012284
財務諸表は標準トランザクション:S_ALR_87012284が用意されている。
財務諸表バージョンを定義することで、任意の階層構造でB/S , P/Lの出力が可能。
財務諸表バージョン
財務諸表バージョンとは、財務諸表を表示方を定義するパラメータのこと。
財務諸表バージョンを定義することで、任意の階層構造で財務諸表を出力することが可能となる。
財務諸表バージョンの定義(作成)
■SPROメニューパス
財務会計 > 総勘定元帳 > 定期処理 > 伝票 > 定義:財務諸表バージョン
■Tr-cd
OB58
設定項目は下記の通り。
設定項目 | 設定内容 |
財務諸病バージョン | 任意の英数字4桁。 |
名称 | 任意の財務諸表バージョン名称。 |
更新言語 | 財務諸表を出力する際の言語. 日本の場合は「JA」を設定する。 |
自動明細割当キー | フラグを立てると明細キーが自動採番される。 明細キーとは階層構造を識別するためのキー項目のこと。 |
勘定コード表 | 財務諸表バージョンに割り当てる勘定コード表。 |
グループ勘定コード | フラグを立てると勘定コードではなくグループ勘定コードが割り当てられる。 |
機能領域可能 | フラグを立てると財務諸表バージョンに機能領域の割当が可能となる。 |
財務諸表バージョンの設定(階層構造定義)
■Tr-cd
FSE2
財務諸表のレイアウトを階層構造で定義することが可能。
「明細登録」より階層構造を定義し、「勘定割当」より明細に勘定コードを割り当てる。
設定イメージは下記の通り。
■開始勘定 / 終了勘定 勘定コードを割り当てる。 単一値・範囲値いずれの設定も可能。 範囲値で設定しておくとメンテナンスが不要となるメリットがある。 ※勘定コードの体系が決まっており変更がない前提 ■D 貸方計上の場合に出力するフラグ ※貸方・借方計上で出力場所を変える必要がなければ両方フラグを立てておく ■C 借方計上の場合に出力するフラグ ※貸方・借方計上で出力場所を変える必要がなければ両方フラグを立てておく
また、各明細をダブルクリックするとポップアップが表示され、下記の設定が可能。
■合計表示(グループの終了) フラグにチェックをつけると、下位階層の明細の合計額を出力することが可能。 ■合計表示(合計) フラグにチェックをつけると、同一階層レベルの合計額+下位階層の明細の合計額を出力することが可能。 ■+/-符号変更 +-の符号を反転して出力することが可能。
関連テーブル
テーブルID | テーブル名称 | 説明 |
T011 | 財務諸表バージョン | 財務諸表バージョンの情報を格納。 |
T854 | 連結勘定科目番号 | 階層構造(明細)の情報を格納。 |
T854S | 連結勘定科目定義 | 明細に割り当てた勘定コード情報を格納。 |
以上。
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