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今回は、プロファイルパラメータを確認・変更する方法について説明します。
プロファイルパラメータは、基本的にbasisで管理する設定値なので、各プロファイルパラメータの内容を確認したり、設定値を変更したりする場合は少なくありません。ぜひ、この機会に覚えておいてください。
知りたい情報をチェック
SAPのプロファイルパラメータとは
SAPプロファイルパラメータとは、一言でいうとSAPが動くために必要な情報を定義した値のことを指します。
このパラメータはファイルに記載されており、OS上の下記ディレクトリに格納されています。
/usr/sap/<SID>/SYS/profile
また、ファイルには以下の2種類があります。
①:システムプロファイル
システムに共通する情報が記載されているファイルで、「DEFAULT.PFL」というファイル名で格納されています。
②:インスタンスプロファイル
インスタンスに特有の情報が記載されているファイルで、例えばセントラルインスタンスは「<SID>_ASCS01_<ホスト名>」、ダイアログインスタンスは「<SID>_D00_<ホスト名>」というファイル名で格納されています。
Tr-cd:RZ11からプロファイルパラメータを確認する
RZ11を叩く。
任意のパラメータを入力して「照会」をクリック。
※login/min_password_digitsを例として取り上げる
パラメータのメタデータと値を参照することが可能。
任意のパラメータを入力して「文書照会」をクリック。
※login/min_password_digitsを例として取り上げる
パラメータの詳細内容を確認することが可能。
Tr-cd:RZ10からプロファイルパラメータを変更する
RZ10を叩く。
Profileにファイル名を入力。
※Profileを入力するとバージョンは自動入力される
「拡張更新」を選択して「変更」をクリック。
パラメータ名とパラメータ値が表示されるので、更新するパラメータがあれば値を修正して保存する。
パラメータ変更時の注意点
RZ10からパラメータを変更することは可能ですが、実機から直接パラメータを変更することはおすすめできません。
個人的には、ファイルからパラメータの値を変更する方法を推奨します。理由は、ファイルであれば事前にバックアップを取っておけば、仮に戻しが必要になった場合でもすぐに対応することができるからです。
また、パラメータの変更はシステムを再起動しないと反映されない点にも注意しましょう。
以上。
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