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代替統制勘定について説明します。なお、特殊仕訳は説明対象外とします。
■特殊仕訳とは
請求または支払伝票起票時に特殊仕訳コードを入力することで、得意先/仕入先に設定した統制勘定ではなく、カスタマイズで設定した勘定で伝票が起票される機能のこと。
代替統制勘定とは
請求または支払伝票の場合、得意先や仕入先に紐付いた統制勘定で伝票が起票される。
ただ、同じ得意先/仕入先に対して複数の統制勘定を打ち分けたいケースが存在する。例えば、1つの仕入先に対して買掛金と未払金を打ち分けたい、など。
上記ケースの場合、代替統制勘定を使用することで、伝票入力時に統制勘定を内訳で起票することが可能となる。
代替統制勘定のカスタマイズ
勘定コードの設定
■Tr-cd
FS03:編集 勘定コード 共通
まず、未収金 / 売掛金 / 未払金 / 買掛金などの統制勘定を登録する。
「登録 / 銀行 / 金利」タブの「統制勘定入力可能」フラグにチェックを付けることで、伝票起票時に統制勘定を打ち分けることが可能となる。
なお、フラグは得意先/仕入先に設定した統制勘定と打ち分けたい統制勘定の両方に設定する必要があるので注意。
「統制勘定入力可能」が非表示となっていた場合は、項目ステータスを任意入力に変更する。
代替統制勘定の定義
■SPROメニューパス
財務会計 > 債権管理および債務管理 > 会計トランザクション > 代替統制勘定による転記 > 定義:代替統制勘定
得意先 / 仕入先に紐付けた統制勘定と代替統制勘定のマッピングを定義する。
■前提
得意先/仕入先には売掛金・買掛金が紐付けられているものとする。
上記の設定をもって、伝票起票時に統制勘定を打ち分けることが可能となる。
以上。
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