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今回は、SM12からロックエントリを確認・解除する方法について説明します。
稀に、「ユーザ××によって○○は処理されています」といったエラーメッセージが出力されることがありますが、これはロックエントリが原因です。このエラーはロックエントリを解除することで解決されるので、対応方法をこの機会に覚えておきましょう。
ロックエントリとは
SAPではテーブル書き込み/テーブル更新等の処理時に、特定のテーブルに対して処理が重複しないようにテーブルをロックすることが基本です。
ざっくりいうと、ロックエントリとは、特定のテーブルに対して他の処理ができないようにテーブルをロックする宣言のことを指します。
1つのテーブルに対して、複数の処理で同時にテーブルを更新しようとすると不整合が発生する可能性があるため、これを回避する目的でテーブルのロックが行われます。
Tr-cd:SM12からロックエントリを確認・削除する
SM12を叩くと以下の画面が表示される。
「一覧」を押下すると全てのロックエントリが表示され、条件指定してエンターキーを押下すると、条件に合致するロックエントリが表示される。
ロックエントリ表示画面。
ロックエントリを削除する場合は、対象のロックエントリを指定した状態で「削除」ボタンを押下する。
また、ロックエントリを全削除したい場合はメニューバー > ロックエントリ > 全削除より実施可能。
不整合を起こさないためにも、個別削除より全削除を推奨します。
以上。
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