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今回は、PowerShellの「LocalGroup」コマンドレッドを用いて、セキュリティグループを作成/削除/取得する方法について説明します。
*LocalGroupコマンドレッドはPowerShellのバージョンが5.1より新しいものでないと利用できないので注意
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New-LocalGroupでセキュリティグループを作成
セキュリティグループの作成には「New-LocalGroup」を使用します。
以下が、コマンドとオプションになります。
New-LocalGroup
[-Description <String>]
[-Name] <String>
[-WhatIf]
[-Confirm]
[<CommonParameters>]
オプションの詳細はMicrosoftの公式ページをご覧ください。
【参考】New-LocalGroup
では、試しに1つセキュリティグループを作成してみましょう。
PS C:\> New-LocalGroup -Name "テスト" -Description "これはテストです"
上記コードをPowerShellで実行すると、名前が「テスト」説明が「これはテストです」といったセキュリティグループが作成されます。
セキュリティグループはコンピュータの管理 > ローカルユーザとグループ >グループより確認することが可能です。
Get-LocalGroupでセキュリティグループを取得
セキュリティグループの取得には「Get-LocalGroup」を使用します。
以下が、コマンドとオプションになります。
Get-LocalGroup
[[-Name] <String[]>]
[<CommonParameters>]
オプションの詳細はMicrosoftの公式ページをご覧ください。
【参考】Get-LocalGroup
先ほど作成したセキュリティグループを取得するコードは以下の通り。
実行すると、NameとDescriptionを取得することができました。
PS C:\> Get-LocalGroup -Name "テスト"
Name Description
---- -----------
テスト これはテストです
Remove-LocalGroupでセキュリティグループを削除
セキュリティグループの削除には「Remove-LocalGroup」を使用します。
以下が、コマンドとオプションになります。
Remove-LocalGroup
[-Name] <String[]>
[-WhatIf]
[-Confirm]
[<CommonParameters>]
オプションの詳細はMicrosoftの公式ページをご覧ください。
先ほど作成したセキュリティグループを削除するコードは以下の通り。
実行すると、「テスト」という名前のセキュリティグループが削除されます。
PS C:\> Remove-LocalGroup -Name "テスト"
念のため、コンピュータの管理から削除されているか確認してみるといいでしょう。
LocalGroupコマンドレットの使い方は以上です。
おまけ:New-LocalGroupコマンドレッドはどんな場面で威力を発揮する?
今回のNew-LocalGroupコマンドレットですが、この程度のコマンドであれば正直PowerShellから実行しても、コンピュータの管理から直接操作しても手間としてはほとんど差がありません。
では、New-LocalGroupがどんな場面で威力を発揮するかというと、私は「一度に複数のセキュリティグループを、複数の環境で作成する場合」であると考えます。(*作成するセキュリティグループはどの環境でも共通とする)
例えば、10のセキュリティグループを、10の環境で作成するとしたら、手作業だと計100回も操作する必要がありますよね。
しかし、New-LocalGroupを使ってPowerShellで「10のセキュリティグループを作成する」といったスクリプトを作ってしまえば、スクリプトをそれぞれの環境で1回、つまり計10回実行するだけで済んでしまいます。
このように、New-LocalGroupに限った話ではありませんが、PowerShellのコマンドレットは大量の手作業を自動化する場面において、スクリプト化することで威力を発揮するのではないかと思います。
以上。
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