【SAP】IBAN(International Bank Account Number)コードとは|SAPにおける設定も解説【FI-AP】

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IBAN(International Bank Account Number)コードについて解説します。

IBAN(International Bank Account Number)コードとは

IBAN(International Bank Account Number)コードは、国際送金を正確かつ効率的に行うために導入された銀行口座番号の国際標準形式のことを指す。ISO 13616で規定されており、主に国際間の金融取引に使用される。

IBANコードの構成

IBANコードには以下の基本要素を含む。
国によって桁数は異なるが、最大で34桁まで情報を保持することが可能。

項目説明
国コードISO 3166に準拠した2文字のアルファベットコード(例: DE=ドイツ、FR=フランス)DE
チェックディジット2桁の数値。IBAN全体の正当性を検証するための計算に使用される89
国内銀行情報銀行コードや支店コード、口座番号など、国ごとに定義される最大30文字の識別情報370400440532013000
  • 例(ドイツ)
    IBANコード:DE89370400440532013000
    • DE (国コード)
    • 89 (チェックディジット)
    • 370400440532013000 (国内銀行情報)

IBANコードの主な用途

  • 国際送金
    SWIFTコードと併用して、銀行間送金の正確性を向上。
  • エラー削減
    統一フォーマットの採用で、入力ミスや送金エラーを防止。
  • 効率化
    各国の異なる銀行口座フォーマットを統一し、迅速な処理を実現。

IBANコードの種類と利用国

IBANは、ヨーロッパ経済領域(EEA)およびEU諸国で義務付けられている。

一方で、日本・アメリカ・中国・韓国などはIBANを採用していない。これらの国では、国内標準の口座番号形式やSWIFTコードを用いた送金が一般的である。

ヨーロッパ諸国のIBAN例

国名国コードIBANの桁数
オーストリアAT20桁
ベルギーBE16桁
フランスFR27桁
ドイツDE22桁
イタリアIT27桁
オランダNL18桁
スペインES24桁
スウェーデンSE24桁
スイスCH21桁
イギリスGB22桁

SAPにおけるIBANコードの設定

SAPでは、IBANコードをBPマスタの一般ビュー > 支払処理タブ > 銀行詳細より設定が可能。

BPマスタに設定したIBANコードは、国際送金時のFBデータに出力したり、支払通知書をはじめとする帳票に相手先情報として出力したり等の用途で使用する。

以上。

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