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ワンタイム仕入先の設定方法について説明します。
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ワンタイム仕入先とは
ワンタイム仕入先とは、名前の通り1度しか取引しない仕入先のことを指す。
使用方法としては、仕入先 / 得意先の情報を持たないワンタイム仕入先「A123456789(仮)」を1つ用意しておき、伝票起票時に会社情報や銀行口座を直接入力するイメージ。
1度しか取引をしない仕入先に対して都度BPを作成するのは手間なので、ワンタイム仕入先「A123456789(仮)」を1つ用意しておき、伝票起票時に情報を直接入力するといった運用が採用されることが多い。
ワンタイム仕入先の設定方法
ワンタイム仕入先とするためには、下記の通り設定が必要。
- 勘定グループのカスタマイズで「ワンタイム勘定」フラグをオンにする
- 仕入先 / 得意先作成時に、1で「ワンタイム勘定」フラグをオンにした勘定グループを仕入先 / 得意先に割り当てる
勘定グループのカスタマイズは仕入先 / 得意先でそれぞれ以下のメニューから実施する。
■仕入先勘定グループ <IMGメニュー> 財務会計(新規)>債権管理および債務管理>仕入先コード>マスタデータ>仕入先マスタデータ登録準備>定義: 仕入先勘定グループ/画面レイアウト <Tr-cd> OBD2 <Table> T077K
■得意先勘定グループ <IMGメニュー> 財務会計(新規)>債権管理および債務管理>得意先コード>マスタデータ>得意先マスタデータ登録準備>定義: 得意先勘定グループ/画面レイアウト <Tr-cd> OBD3 <Table> T077D
関連カスタマイズ
【仕入先 / 得意先共通】
番号範囲の定義
仕入先/得意先の番号範囲(2桁)を定義する。
<IMGメニュー> クロスアプリケーションコンポーネント>SAPビジネスパートナ>ビジネスパートナ>基本設定>番号範囲/グルーピング>定義: 番号範囲 <Tr-cd> S_ABA_72000039
ビジネスパートナグルーピング定義 番号範囲割当
ビジネスパートナグルーピング(4桁)を定義し、番号範囲を割り当てる。
<IMGメニュー> クロスアプリケーションコンポーネント>SAPビジネスパートナ>ビジネスパートナ>基本設定>番号範囲/グルーピング>定義: グルーピング/割当: 番号範囲 <Tr-cd> SS_ABA_72000040
【仕入先】
ビジネスパートナグルーピングへ仕入先勘定グループ割当
ビジネスパートナグルーピングに仕入先の勘定グループを割り当てる。
<IMGメニュー> クロスアプリケーションコンポーネント>マスタデータ同期>得意先/仕入先統合>ビジネスパートナ設定>仕入先統合設定>仕入先統合の項目割当>キー割当>定義: 番号割当: ビジネスパートナ>仕入先 <Tr-cd> S_ALN_01002326
仕入先コードの番号範囲・採番ルール定義
仕入先コードの番号範囲と採番ルールを定義する。
<IMGメニュー> 財務会計>債権管理および債務管理>仕入先コード>マスタデータ設定>仕入先マスタデータ登録準備>登録: 仕入先コードの番号範囲 <Tr-cd> XKN1
仕入先勘定グループへ番号範囲の割当
仕入先勘定グループへ番号範囲を割り当てる。
<IMGメニュー> 財務会計>債権管理および債務管理>仕入先コード>マスタデータ設定>仕入先マスタデータ登録準備>割当: 番号範囲>仕入先勘定グループ <Tr-cd> OBAS
【得意先】
ビジネスパートナグルーピングへ得意先勘定グループ割当
ビジネスパートナグルーピングに仕入先の勘定グループを割り当てる。
<IMGメニュー> クロスアプリケーションコンポーネント>マスタデータ同期>得意先/仕入先統合>ビジネスパートナ設定>得意先統合設定>得意先統合の項目割当>キー割当>定義: 番号割当: ビジネスパートナ>得意先 <Tr-cd> S_PL7_36000001
得意先コードの番号範囲・採番ルール定義
得意先コードの番号範囲と採番ルールを定義する。
<IMGメニュー> 財務会計>債権管理および債務管理>得意先コード>マスタデータ設定>得意先マスタデータ登録準備>登録: 得意先コードの番号範囲 <Tr-cd> XDN1
得意先勘定グループへ番号範囲の割当
仕入先勘定グループへ番号範囲を割り当てる。
<IMGメニュー> 財務会計>債権管理および債務管理>得意先コード>マスタデータ設定>得意先マスタデータ登録準備>割当: 番号範囲>得意先勘定グループ <Tr-cd> OBAR
以上。
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