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生産方式の種類について解説します。
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生産方式の種類・特徴
大きく、生産方式は6種類に大別されます。
下記の表では、生産方式ごとに必要なプロセスを整理しています。
見込生産:MTS(Make to Stock)
■特徴 ・市場の需要予測に基づいてあらかじめ製品を大量に製造する生産方式。 ■メリット ・大量生産によるコスト削減が可能(スケールメリット)。 ・在庫を保有することで、顧客からの注文に即座に対応可能。 ■デメリット ・需要予測が外れると在庫過剰や不足のリスクが高まる。 ・流行や市場の変化に迅速に対応しにくい。
受注組立生産:BTO(Build to Order)/ATO(Assemble to Order)
■特徴 ・標準化された部品を在庫として保有し、受注後に顧客仕様に応じて組み立てる生産方式。 ■メリット ・部品在庫を持つことで短納期対応が可能。 ・多品種少量生産に対応しやすい。 ■デメリット ・部品在庫の管理が複雑化する。 ・組立工程の効率化が求められる。
受注生産:MTO(Make to Order)
■特徴 ・顧客から受注を受けた後に材料の調達から始める生産方式。 ■メリット ・在庫を持たないため在庫リスクが低い。 ・顧客の特定ニーズに応えることが可能。 ■デメリット ・生産開始までのリードタイムが長くなる。 ・需要の波動に柔軟な対応が必要。
繰返受注生産:CTO(Configure to Order)
■特徴 ・顧客から受注を受けた後に材料の調達から始める生産方式。 ・定期的かつ継続的に同一の製品を顧客から受注するため、受注のたびにゼロから仕様を設計する必要がない。 ■メリット ・生産計画が安定しやすい。 ・生産設備や資材の効率的な利用が可能。 ■デメリット ・顧客の需要が変化した場合に対応が難しい。 ・特定顧客への依存度が高まる。
個別受注生産:DTO(Design to Order)
■特徴 ・顧客から受注を受けた後に仕様設計から始める生産方式。 ・一点ものや高いカスタマイズ性を求められる製品に適している。 ■メリット ・完全にカスタマイズされた製品の提供が可能。 ・高付加価値の製品を顧客に提供できる。 ■デメリット ・生産工程が複雑化し効率が低下。 ・生産コストや単価が高くなりがち。
受注設計生産:ETO(Engineering to Order)
■特徴 ・顧客から受注を受けた後に仕様設計から始める生産方式。 ・特殊製品や高度な技術を要する製品に適している。 ■メリット ・顧客の要望を完全に反映した製品の提供が可能。 ・高度な技術や専門性を活かすことで競争力を強化できる。 ■デメリット ・設計や試作に時間がかかるため納期が長くなる。 ・設計段階でのミスがコスト増加に直結する。
SAPにおけるポイント
キーワードとしては、主に下記が挙げられるかと思います。
・受注 ・生産計画(所要量計算/能力計画など) ・製造指図の登録や実績計上
以上。
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