【SAP】特別目的元帳における配賦・付替の仕組みについて解説【FI-SL】

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特別目的元帳（FI-SL）における、配賦・付替の仕組みについて説明します。

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特別目的元帳（FI-SL）における配賦・付替

どちらも、特定の部門で計上した金額をその他の部門へ割り振る機能ですが、割り振る先の勘定科目によって下記の通り分類されます。

■配賦
配賦元と配賦先の勘定科目が異なる。
■付替
配賦元と配賦先の勘定科目が同じ。

上記の例を用いて説明すると、配賦は以下の流れで実施されます。

①
共通部門において、配賦元の勘定で費用計上。
②
共通部門で計上した配賦元勘定の費用を、配賦規則に応じてA部門、B部門へ配賦先の勘定で費用計上。また、共通部門では配賦先の勘定で費用を落とすことにより、共通部門で計上された費用を相殺する。

上記の例を用いて説明すると、付替は以下の流れで実施されます。

①
共通部門において、配賦元先の勘定で費用計上。
②
共通部門で計上した配賦元先勘定の費用を、配賦規則に応じてA部門、B部門へ配分する。結果、共通部門の勘定残はゼロとなる。

【参考】SLのTr-cd
https://wiki.scn.sap.com/wiki/display/ERPFI/Transaction+code+list

以上。

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