\\SAPをやる前に業務の理解を!//
SAPコンサルタントは、ユーザ(現場担当者)と同じ目線で会話できることが求められます。 本書で、経理業務をひと通りインプットしておくことをお勧めします。
【本書の構成】 第1章 販売 第2章 原価・購買 第3章 固定資産管理 第4章 資金管理 第5章 給与計算 第6章 経費 第7章 有価証券管理 第8章 決算 第9章 連結決算 第10章 財務報告
収益認識基準によって、SAP-SDにおける売上計上プロセスや、発生する会計仕訳が変わります。代表的な収益認識基準を備忘で残しておきます。
区分 | 収益認識基準 | 説明 |
商品/ サービス | 出荷基準 | 商品を工場や店舗から出荷したタイミングで売上を計上する。 |
着荷基準 | 商品を得意先に引き渡したタイミングで売上を計上する。納品基準や引渡基準ということもある。 | |
検収基準 | 商品が得意先で検収されたタイミングで売上を計上する。 SAPでは、出荷証明の機能を使用することで検収基準を実現することが一般的。 | |
建設 | 原価回収基準 | 総売上と総原価が決まっておらず、工事の進捗度を合理的に見積もれない場合、 発生した原価に応じて売上を計上する。(原価分は売上回収できるだろうという前提) |
工事進行基準 | 総売上と総原価が決まっており、工事の進捗度を合理的に見積もれる場合、 進捗度に応じて売上を計上する。 | |
工事完成基準 | 工事が完了したタイミングで売上を計上する。なお、工事完了までに発生した費用は未成工事支出金で計上し、完了したタイミングで費用に振り替える。 未成工事支出金は工業簿記でいうところの仕掛品に該当する |
SAP初心者・中級者にはコレ!
SAPコンサルタントとして長年にわたり複数のPJに携わってきたプロによる一冊。
本書では宅配ピザ屋を例に、会社の業務とそれに紐づく各SAPモジュールの説明が丁寧にされており、この一冊で体系的に業務とSAPの基礎知識を身に付けることが可能です。
これからSAPの業務に携わる人や、改めてSAPの全体観を把握したい人など、初心者~中級者まで自信を持っておすすめします。
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