COPAに関連するテーブルを紹介します。
COPAには「原価ベース」と「勘定ベース」が存在するが、本記事では主に「原価ベース」で使用されるテーブルを紹介する。
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COPA関連テーブル一覧
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原価ベースCOPAで使用する主要なテーブルは下記の4つである。
※XXXXの部分には分析対象が入る
ID | テキスト | 説明 |
CE1XXXX | 収益性分析(実績) | COPAの実績明細テーブル。 |
CE2XXXX | 収益性分析(計画) | COPAの計画明細テーブル。 |
CE3XXXX | 収益性分析(集計) | COPAの集計(実績/計画)テーブル。 |
CE4XXXX | 収益性セグメント定義 | 収益性セグメント(特性)を 定義したテーブル。 |
CE4XXXX:収益性セグメント定義
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収益性セグメント(特性の組み合わせ)を定義したテーブル。
CE1XXXX:収益性分析(実績)
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COPAの実績明細データが格納されるテーブル。
項目 | 説明 |
通貨タイプ | SAP標準だと主に下記通貨タイプが存在する。 10:会社コード通貨 B0:分析対象通貨 |
レコードタイプ | どこからCOPAにデータが流れてきたのか判別する。 例) A:受注伝票 B:FIからの直転記 C:Order/proj.決済 D:間接費 F:請求データ(請求伝票) H:統計キー数値 |
収益性セグメント | CE4XXXXテーブルで定義される収益性セグメント。 |
期間/年度 | 実績が計上された会計年度/期間。 |
伝票番号 | COPAの伝票番号。 |
原価ベースの場合、COPAの実績データはCOPA伝票にCOオブジェクトが入力されている場合に限りACDOCAテーブルにも格納される。
CE2XXXX:収益性分析(計画)
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COPAの計画明細データが格納されるテーブル。
※実績データのテーブルと基本的に項目は同じ
項目 | 説明 |
通貨タイプ | SAP標準だと主に下記通貨タイプが存在する。 10:会社コード通貨 B0:分析対象通貨 |
レコードタイプ | どこからCOPAにデータが流れてきたのか判別する。 例) A:受注伝票 B:FIからの直転記 C:Order/proj.決済 D:間接費 F:請求データ(請求伝票) H:統計キー数値 |
収益性セグメント | CE4XXXXテーブルで定義される収益性セグメント。 |
期間/年度 | 計画が計上された会計年度/期間。 |
伝票番号 | COPAの伝票番号。 |
CE3XXXX:収益性分析(集計)
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COPAの実績明細 / 計画明細データが集計され格納されるテーブル。
項目 | 説明 |
通貨タイプ | SAP標準だと下記が存在するが、B0を用いることが多い。 10:会社コード通貨 B0:分析対象通貨 |
レコードタイプ | どこからCOPAにデータが流れてきたのか判別する。 例) A:受注伝票 B:FIからの直転記 C:Order/proj.決済 D:間接費 F:請求データ(請求伝票) H:統計キー数値 |
収益性セグメント | CE4XXXXテーブルで定義される収益性セグメント。 |
期間/年度 | 実績/計画が計上された会計年度/期間。 |
バージョン | COPAデータの実績/計画を判別する。 実績の場合はブランク、計画の場合は計画バージョンが入る。 |
COPA関連テーブルの関係性
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COPA関連テーブルの関係性は上記の通り。
CE4XXXXテーブルで定義された収益性セグメントは、明細テーブルおよび集計テーブルでも保持される。(画像の黄色項目)
また、実績/計画明細テーブルのデータは、主キー項目の粒度で金額集計され集計テーブルに格納される。
以上。
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