【会計】全国銀行協会(全銀協)が販売しているCD-ROMについて解説【SAP-FI】

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全国銀行協会(全銀協)が販売しているCD-ROMについて解説します。

全銀協が販売しているCD-ROMについて

全銀協（全国銀行協会）は、日本国内の銀行情報をまとめたCD-ROMを販売している。このCD-ROMは、主に金融機関や企業の業務効率化やデータ管理をサポートする目的で提供されている。

CD-ROMの内容

収録金融機関

1. 全国の銀行（内為制度非加盟の信託銀行および内為制度非加盟の外国銀行は除く）
2. 商工組合中央金庫
3. 信金中央金庫および信用金庫
4. 全国信用組合連合会および信用組合（内為制度非加盟は除く）
5. 労働金庫連合会および労働金庫
6. 農林中央金庫および信用農業協同組合連合会、信用漁業協同組合連合会等、農業協同組合（内為制度非加盟は除く）

収録情報

1. 金融機関コード
2. 金融機関漢字名称
3. 同カナ名称
4. 店舗番号
5. 店舗漢字名称
6. 同カナ名称
7. 郵便番号、所在地
8. 電話番号
9. 店舗所属手形交換所番号

差分情報（参考）

前月分と当月分の収録情報の差分を掲載している。

1. 当月分（PDF）
2. 前年度の累積分および当年度の累積分（PDF）

CD-ROMのタイプは2種類

データ処理型

金融機関・店舗情報の検索機能に加えて、カンマ（CSV、ダブルコーテーション囲み）形式のテキストファイルが添付されていますので、市販のデータベースを利用してデータの加工ができます（「差分情報の表示」はPDFのため加工できません）。

検索処理型

パソコンの画面上で目的の金融機関・店舗情報を検索できますが、データの加工はできません。

【参考】
https://www.jba-shuppancenter.jp/content/cd/tenpoCD1.html
金融機関・店舗情報CD-ROM

CD-ROMの使用目的

1. 振込業務の効率化
   • 振込や送金時に必要な金融機関名や支店コードを迅速かつ正確に確認するためのツール。
2. システムのマスターデータ更新
   • 企業や金融機関のシステムで使用される金融機関マスタの更新作業を容易にする。
3. 不正防止およびエラー削減
   • 振込ミスや不正送金を防ぐためのデータベースとして利用可能。
4. 企業の経理業務支援
   • 振込先情報を簡単に確認できるため、経理業務の効率化に貢献。

CD-ROMの購入方法と対象者

• 購入対象者：
  • 金融機関、企業（特に経理部門やシステム部門）、個人事業主など。
• 購入方法：
  • 全銀協の公式ウェブサイトまたは関連窓口から申し込み可能。
  • 年間利用契約や単品購入のオプションが提供される場合が多い。
• 価格：
  • 利用規模や提供内容によって異なる。具体的な価格は全銀協に直接問い合わせが必要。

SAPにおけるCD-ROMの活用方法

SAPでは、銀行情報を「銀行マスタ」として保持している。

全銀協から購入したCD-ROMの情報をインプットとして、銀行マスタのメンテナンスを実施している企業も多い。（金融機関の合併、店舗の統廃合等を調べて随時メンテナンスをするのは現実的に難しいため）

銀行マスタは、取引銀行やBPに対して紐付けられる。

よって、最低でも自社の口座で使用している銀行と、取引先の口座で使用している銀行は登録しておく必要がある。

以上。

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