SAPコンサルタントとして長年にわたり複数のPJに携わってきたプロによる一冊。
本書では宅配ピザ屋を例に、会社の業務とそれに紐づく各SAPモジュールの説明が丁寧にされており、この一冊で体系的に業務とSAPの基礎知識を身に付けることが可能です。
これからSAPの業務に携わる人や、改めてSAPの全体観を把握したい人など、初心者~中級者まで自信を持っておすすめします。
今回は、Tr-cd:AS01・AS02・AS03から資産マスタを登録・変更・照会する方法について説明します。
- AS01:資産マスタの登録
- AS02:資産マスタの変更
- AS03:資産マスタの照会
AS01:資産マスタの登録

Tr-cd:AS01から資産マスタを登録することができます。
AS01を叩き、下記項目を入力してエンターキーを押下。
※参照資産を入力すると、参照先の資産が持っている情報を引き継ぐため入力の手間を省くことができる。

資産番号と資産補助番号を入力。
※資産番号の範囲は資産クラスにて定義されている。

続いて、下記の各タブの情報入力。
- マスタ情報
- 償却資産税情報
- 減損情報
- 圧縮情報
- 償却領域
【マスタ情報】

【償却資産税情報】

【減損情報】

【圧縮情報】

【償却領域】

保存を押下すると資産マスタが登録される。

AS02:資産マスタの変更

Tr-cd:AS02から資産マスタを変更することができます。
先程AS01から登録した資産のテキストを変更する。
AS02を叩き、下記項目を入力してエンターキーを押下。

マスタ情報のテキストを変更する。
<変更前>

<変更後>

保存を押下すると資産マスタが変更される。

AS03:資産マスタの照会

Tr-cd:AS03から資産マスタを照会することができます。
先程AS02から変更した資産のテキストを変更する。
AS03を叩き、下記項目を入力してエンターキーを押下。

資産情報が確認できる。

また、資産価額を押下してみる。
ここから、資産マスタの金額情報を確認することができる。

資産マスタの簿価はもちろんのこと、減価償却や圧縮等の情報もまとめて確認することができるので、よく見ることが多いです。
以上。
\\SAPの全体像を理解するなら//
SAPについてかなり体系的にまとめられている一冊。著者はSAPコンサルタントの方々なので、信頼性は間違いなし。SAPの概要やメリット・デメリットはもちろん、各モジュールについても詳細に説明がなされています。
さらに、SAP導入・構築のフローからアドオン開発まで、技術的な部分もしっかりと網羅してくれています。SAPコンサルタントは、基本的にはどこかのモジュールを担当すると思うので、一読しておいて絶対に損はないでしょう。
SAPというERPパッケージの全体像を知りたい方におすすめです。
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