今回は、SAP HANAのパラメータを確認/変更する方法について、GUIとHANA Studioの2パターンを説明します。
basis担当者であれば、HANAのパラメータを確認したり変更したりする作業を行うことがしばしばあるので、どこから見れるかくらいは最低限覚えておくといいと思います。
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SAP GUIからHANAのパラメータを確認/変更する方法

まず1つめにGUIのパターンから説明します。
st04を叩く。

構成 > INIファイルをクリック。
HANAのパラメータが格納されているファイル一覧が表示される。

ファイル名 > セクションを展開するとパラメータが表示される。
例えば「backint_response_timeout」のパラメータを見ると、DEFAULT(初期値)の600に設定されている。

パラメータの値を変更する場合は対象のパラメータをダブルクリック。すると、以下の画面が表示される。

backint_response_timeoutをダブルクリック。
変更値を入力後「変更」ボタンをクリック。

パラメータ値が600→100に変更されたことを確認。

HANA StudioからHANAのパラメータを確認/変更する方法

HANA StudioからTENANT DBにログイン。
Configurationタブをクリックすると、先ほどのGUIと同じ画面が表示される。

対象のパラメータを右クリック > Changeをクリック。

SystemのNew Valueに設定したいパラメータ値入力しsave。
すると、パラメータが変更される。
以上。
【まとめ】HANAのパラメータを確認/変更する方法

HANAパラメータは、例えばシステム間の差異をチェックする時に確認したり、パフォーマンスを改善するために値を変更したりと、basis担当者であれば結構見ることは多いです。
さらに、各パラメータが何を意味するのかまで抑えておくとよりgoodだと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
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