SAPコンサルタントとして長年にわたり複数のPJに携わってきたプロによる一冊。
本書では宅配ピザ屋を例に、会社の業務とそれに紐づく各SAPモジュールの説明が丁寧にされており、この一冊で体系的に業務とSAPの基礎知識を身に付けることが可能です。
これからSAPの業務に携わる人や、改めてSAPの全体観を把握したい人など、初心者~中級者まで自信を持っておすすめします。
今回は、SAP HANAで発生したアラートを確認する方法について説明します。
SAP HANAアラートとは

HANA アラートとは、その名の通りHANAで何らかの問題が発生した時にシステムの方から通知される警告のことです。
アラートは以下の項目から構成されます。
[優先度] アラートの優先度 [警告 ID] システムに定義されたアラートのID [警告名] 警告IDに紐づいたアラートの名前 [内容説明] 警告の具体的な内容 [ユーザアクション] ユーザが取るべき対処法を記載
基本的には、優先度を見て対応すべきかどうか、ユーザアクションを見てどのように対応すればいいのか、といった流れで確認してあげるとスムーズなのではないかと思います。
HANA Studioからアラートの履歴の確認する方法

HANA Studioから対象のDBにログインし、タブよりAlertsをクリック。

すると現在のアラートのみが表示される。(以下画像ではアラートなし)

全てのアラートを確認したい場合は「All Alerts」を選択。

過去のアラート履歴を確認可能。

また、アラート名でフィルターをかけて検索することも可能です。

おまけ:SAP GUIからアラート履歴を確認する方法
GUIにログイン > DB02 > 警告 をクリック。

アラートが表示される。各アラートをクリックすると詳細を確認することが可能。

以上。
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HANAについて体系的に学びたい方は、IBMが出している書籍がおすすめ。413ページとかなり読み応えのある一冊ですが、知識の深さを求めるならコレです。
現在、SAPではOracleやSQLserverを選べなくなり、DBはHANAに一本化されているので、HANAを学んでおくと今後かなりプラスに働くと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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